禁断のセールスコピーライティング(神田昌典)の本レビュー

「禁断のセールスコピーライティング」を読みました。
これまで神田昌典さんの本やコピーライティングの本は、色々と読んでいたのですが、まだ読んでいなかったので手に取りました。

色々と気付いたことなどをシェアします。
まだ購入を迷っている人は、この記事を読んでから判断してはいかがでしょうか。

インターネットマーケティングがあまり使われていない時代に書かれた本

この本では、ホームページやメールマガジンなどではなく、DMやチラシ・紙のニュースレターなどが題材として出てきます。
発売されたのは最近ですが、内容としては最近のものではなく、古いものが使われています。

これを見て、「時代遅れだな」と思った方がいたら少しお待ちください。

これだけインターネットが一般に普及した時代ですが、まだまだオフラインのチラシやニュースレターも効果があります。
また、本書に書かれてある内容は、そのままホームページやメールマガジンにも転用できるノウハウです。

注目は、第2章:禁断のDM編

個人的に一番参考になったのは、第2章の「禁断のDM編」です。
ここはぜひ読んでほしいです。

こんなふうにキャッチコピーを工夫したり、
お客様の声の重要性に気付いてたくさん掲載したり、
「◯月◯日まで」と緊急性を付けたり、
購買のハードルを下げるために返品保証を付けたり、
・・・・・

というようなことができる企業は、多くありません。

これだけノウハウが本やブログや講義などで出回っていても実践できているところの方が少ないです。

読んだら実践してみてください。
おそらくすぐに効果が出るはずです。

そして、1つだけでなく、すべてやり切ると劇的な効果が表れますよ。

コピーライティングの重要性

コピーライティングとは、「広告や宣伝のための文章を書くこと、またはその技術」を指します。

どんな商品やサービスでも他の方に認知してもらうためには、広告や宣伝として露出されます。

そのときにコピーライティングを分かっている人が書いた広告と、分かっていない人が書いた広告では、雲泥の差が生まれます。

例えば、チラシ30,000枚で3件の問い合わせが、コピーライティングの分かっている人が書くと、30,000枚で30件の問い合わせになる、なんてことは日常茶飯事です。

同じ広告費で、10倍費用対効果が変わります。

これは、インターネットの広告でも同じです。

それだけコピーライティングとは、重要な能力であることがお分かりいただけたでしょうか。

大規模な金額をかけた広告であればあるほど、その差は大きな売上&利益の差となって表れます。

コピーライティングの中でもセールスコピーライティングとは?

コピーライティングの中には、イメージコピーセールスコピーがあります。

大手広告代理店の中にいるコピーライターは、イメージコピーを考える仕事をしている方が多いかもしれません。
イメージコピーとは、イメージ広告の中で使われるコピーです。
例えば、テレビCMに出てくる車や化粧品などの広告は、イメージ広告です。

イメージ広告は、費用対効果が測定できず、主に大企業が使う広告です。
一定の信頼性や認知がすでにあった上でマーケティングを行う大企業ならではの広告です。

中小企業は、イメージ広告を打つような余裕はないので、基本的にダイレクトレスポンス広告を打つことになります。というか、ダイレクトレスポンス広告を打たないといけません。

最近は、インターネット広告によりターゲティングや管理がしやすくなったので、大企業でもダイレクトレスポンス広告を打つ機会が増えてきました。

ダイレクトレスポンス広告で書かれるコピーがセールスコピーライティングです。

セールスコピーライティングが使われる機会が増えたことで、コピーライターという専門職を肩書きとする方が増えてきています。

つまり、セールスコピーライティングとは時代の流れに合った能力といえるでしょう。

そのセールスコピーライティングが学べるのが、神田さんの「禁断のセールスコピーライティング」です。

マーケティングに興味のある方は一度読んでみてはどうですか?

セールスコピーライティングを本気で学びたい方は、こちらの名著も読んでおきましょう。