ランサーズとクラウドワークスの評価・口コミが信頼しきれない2つの理由

こんなタイトルで記事を書きつつも、
ランサーズとクラウドワークスは、良いところもたくさんあって、
私自身も利用しています。

ただ、その中で使ってみたからこそ深く感じる課題もあります。

他ユーザーからの評価・口コミとは

仕事が終わると、相手の仕事っぷりはどうでしたか?
と毎回聞かれます。

それは、しっかりとフローにも組み込まれ、
毎回のように書くことを促されます。

多くの他のユーザーの評価・口コミを見ると、
みんな4.5以上あったりして、
どれだけ違うのか分からないなあ、なんて思うこともしばしば。

しかも、色んな種類の仕事をしているため、
余計に評価が分かりづらい。

例えば、安くて取り組みやすい仕事としてライティングがありますが、
この仕事で、悪い評価を受けることは多くはないでしょう。

真面目にやっていれば、高い評価をもらえます。

しかし、例えばもっと専門性の高いサイト制作ではどうでしょうか。
スキルにも差があるでしょうし、
仕事のレベルも差があると思われます。

そして、その評価には妥当性があるかもしれない、と思います。

ただ、この場合でも難しいのは、
サイト制作をするデザイナーが同じでも依頼者によって、
デザイナーの仕事のクオリティが変わり、
評価が変わるのではないか、ということです。

依頼者が優秀なら、
デザイナーの足りない部分を補い、
仕事全体をクオリティの高いものに仕上げてしまうこともあるでしょう。

こういったもろもろのことが考えられますが、
もっと本質的なランサーズとクラウドワークスというサイトの特性からくる
他ユーザーの評価・口コミが信頼しきれない理由が2つあります。

それぞれ紹介していきます。

①次の仕事を考えてしまう

まず信頼しきれない理由の1つ目は、
誰がどんな評価をしたのか、クライアントにも見えるため、
次も仕事を依頼してもらうことを考えると悪いことを書けない、というものです。

悪い評価をされた人に次の依頼をしようとは思いませんよね?

人は感情のほうが優先されますから、
悪い評価をした人は、選ばれません。

そうなると、評価をする側は、クライアントに気に入られるためにも
良い評価・口コミをわざと書くおそれが出てきます。

②自分も悪い評価を書かれる

もう1つは、悪い評価を書くと、
自分も悪い評価を書かれる可能性がある、というものです。

だいたいどちらかが怒るときは、
もう片方も苛立っています。

その人に落ち度があったとしてもです。
しかも、ネット上のやりとりなので、余計に誤解が生まれ、
怒りを増幅させてしまうおそれが高いです。

そのような状況で、片方が悪い評価を書いた場合、
もう片方のユーザーも怒って仕返しとばかりに
悪い評価を書く可能性があります。

一度悪い評価を書かれてしまうと、
次の仕事に支障が出てきかねません。

そのため、怒ったり、仕事ぶりを評価していなかったりしても、
そこそこの評価をつけるか、
そもそも評価をつけない、という選択肢が取られることが多そうです。

まとめ

ランサーズとクラウドワークスの評価・口コミが信頼しきれない理由は2つ。

①次の仕事を考えてしまうから、悪い評価は書けない。
②自分も悪い評価を書かれる恐れがあるから、悪い評価は書けない。

これらの事情により、
信頼性が高く、正直な評価・口コミは少ないと言えるでしょう。