レアジョブは、約2年利用してきました。
仕事が忙しくなかなか取り組めないときもあったのですが、毎週最低1回は欠かさず続けています。
その中で見つけた以下のようなことをこの記事では、詳しく説明していきます。
・レアジョブの特徴
・他社のオンライン英会話サービスとの比較
・レアジョブの体験談
・英会話能力を高めるためのレアジョブの効果的な使い方
など
フィリピンへの長期滞在経験がありますので、その知見から分かることもお伝えします。
実際にサービスを利用している会員の口コミ・評判なので、参考にしていただけると思います。
レアジョブ英会話とは
ミッションとして「日本人1,000万人を英語が話せるようにする」を掲げる企業です。
フィリピン英会話サービスとしては、2007年に始まり、国内シェアNo.1を誇っています。
会員数は、2015年3月現在で、25万人を超えています(※累計登録ユーザー数)。
レアジョブ英会話の歴史
フィリピンでは英語が公用語であること、人件費が安いことに注目し、スカイプを利用したオンライン英会話という事業アイディアが生まれ、サービスが開始されました。
フィリピン英会話の普及によって英会話市場の価格破壊が起き、一般の方々が日常的に英会話サービスを利用できるようになりました。
現在では、レアジョブは有料会員数だけでも数万人を超え、かなりの事業規模に成長しています。
レアジョブと他のオンライン英会話の比較
会員数と拠点
他のフィリピン英会話と比較すると、一番古くからサービスが始まり、会員数も一番です。
拠点は、フィリピンの首都マニラにあり、マニラ周辺の講師を多数抱えています。
日本や他の国と同じように、首都のマニラには優秀な大学が多数あります。
[競合の拠点は、以下のとおり]
ラングリッチの拠点は、セブ(フィリピン第二の都市)。
ぐんぐん英会話は、マニラ(フィリピンの最大都市・首都)。
DMM英会話の拠点は、ダバオ(フィリピン第三の都市)。
※マニラ・セブ・ダバオは、異なる島々に位置しています。
レッスン教材・カリキュラム
レッスン教材・カリキュラムは、他社と比較して、一番充実しています。
個人的には、まだまだ用意してほしいところですが、TOEIC・TOEFL対策もできますし、教材資料もよくできています。
TOEIC受験者が多いため、基本的にはTOEICを基準にカリキュラムや教材が用意されています。
発音・文法・会話・ディスカッション、それぞれをトレーニングするのに適した教材があります。
カリキュラムは、講師の質とともに会員の方の英語力を伸ばすために不可欠なので、
各社今後さらに充実させていくと思います。
レアジョブ英会話の講師
講師の質は、オンライン英会話サービス提供企業にとって、サービスの生命線です。
講師の質が競合より悪ければ、生き残りが厳しくなるでしょう。
そのため、各社講師の教育制度を充実させています。
フィリピン人の英語
レアジョブの講師はどうなのか話す前に、フィリピン人の英語ってそもそもどうなの?ってところからお話しします。
フィリピンでは、英語は公用語ですが、英語がどのくらいできるかは、かなりの程度差があります。
全く話せない方もいます。
そのため、英語を話すスピードや英語力は、人によって異なります。
大学を卒業している人は、だいたい流暢に英語を話すことができます。
フィリピン人の英語は、他国と比べても聞きとりやすいので、初心者の方には向いています。
あと、フィリピン人は陽気でおしゃべりが好きなので、その点でも英会話の講師は適していると思います。
講師の学歴
講師の学歴として、「フィリピンの東大!フィリピン大学出身の講師」というようなキャッチコピーが以前は使われていることがあったのですが、少し誤解を招く恐れがありました。
フィリピンには、フィリピン大学ディリマン校、フィリピン大学ロスバニョス校、フィリピン大学バギオ校・・・というようにフィリピン全土にたくさんのフィリピン大学があります。
そして、各校で偏差値も大きく異なります。
フィリピン大学の中では、偏差値的にはディリマン校が一番難しく、次にロスバニョス校が難しいです。
※大学の場所や学部などが異なるので、一律で比較はしづらい面があります。
レアジョブの最初の講師は、ディリマン校の方だったはずです。
ただ、現在は、ディリマン校出身者だけでは講師を揃えられないため、多くの大学出身者が登録されています。
フィリピン国内で偏差値の高い大学名をご紹介しておきます。
フィリピン有名大学上位ランキング2014
①フィリピン大学ディリマン校(国立)
②デラサール大学マニラ校(私立)
③フィリピン大学ロスバニョス校(国立)
④フィリピン大学マニラ校(国立)
⑤アテネオ大学マニラ校(私立)
講師が欠席する理由
フィリピンのオンライン英会話の口コミや評判を見ると、「講師がいきなり欠席した」「講師とつながらなかった」という声がほとんどの場合で、見られます。
これらは、フィリピンのオンライン英会話を利用する以上、仕方ないと言わざるをえません。
どうしてこのようなことが起こるのか代表的な理由を4つご説明します。
・インターネット回線の問題
フィリピンは日本と比較すると、インターネット回線(ネットワーク)が非常に脆弱です。
首都圏から離れると、さらに回線速度は落ちます。
インフラの技術レベルや、投資可能金額が大きく違いますので、この問題は当分解消されないでしょう。
これらは、割り切るしかありません。
・台風の影響
毎年6月〜9月くらいの間に台風が度々やってきます。台風が間を空けずに、いくつも連続でやってくることもあります。
そして、毎年洪水が起きています。
原因は、インフラに問題があるというより、とてつもない豪雨です。
日本でもあれだけ雨が降れば、都市機能が損なわれるでしょう。
大雨や洪水のときは、インターネット回線に問題が起きたり、講師が移動できなかったり、避難や家族の救助が必要だったりと、様々な問題が起きます。
そのため、講師の欠席や、講師と回線がつながらない、というケースが起こります。
・サボり
このように言うと誤解を招くかもしれませんが、フィリピン人は、日本人ほど几帳面で真面目ではありません。
もちろん人によるのですが、家族を大切にし、仕事への優先度はそこまで高くありません。
そういった価値観の違いがあります。
日本人でもいますが、講師によっては、ルーズな方もいます。
そのような講師を選んでしまったことにより、時間になっても講師からコールが鳴らない場合があります。
・予約が直前
当日に予約した場合などに、おそらく講師がチェックできておらず、コールが鳴らない場合があります。
予約可能枠が空いているからといって、常にスタンバイしているわけではないので、早めに予約するように心がけましょう。
講師の選び方
講師の出身大学名・学部・仕事内容・自己紹介音声などをもとに総合的に選んでいきます。
高学歴な講師は人気だったり、そもそも講師の人数が少なかったりします。
以前はもっとフィリピン大学出身の講師が多かったのですが、最近は様々な出身大学の講師が増えています。
※レアジョブで採用審査はしており、講師の英会話能力は、一定レベルを超えたばかりなので、安心してください。
講師によって、話すのが早かったり、ゆっくりだったり、丁寧に教えてくれたり、様々です。
それらは、講師のスキルというより、性格に左右されていると思われます。
自分の英会話レベルと照らしあわせて、講師を選ぶようにしましょう。
私は最近、リスニング能力を鍛えるためにも話すのが早い講師をあえて選ぶようにしています。
コールセンター経験のある講師は、英会話をコールセンターでアメリカ英語用に指導されていますので、クオリティが高く早い英会話ができる講師が多いように思います。
人気講師はどんな人か
人気講師は、すぐに予約が埋まるようになります。
そのため、定期的に新しい良い先生を探す必要があります。
人気講師には以下の共通点があるように感じます。
・英会話能力が高い
・親切で教えるのが上手
・笑顔が多い
・明るい
積極的に新しい先生を探して、色んな方と話すようにしていきましょう。
英会話初心者が上達するための方法
英会話の初心者が何となくレアジョブを使っても、おそらくほとんど英会話能力は伸びません。
本当に英会話スキルを伸ばしたいなら、戦略をもって利用する必要があります。
フリートークを選んではダメ
フリートークを楽しんでいる利用者も多いと思いますが、フリートークではほとんど英会話スキルは向上しません。
なぜなら、これまで知っている英語表現や単語を使って話そうとするので、新しい学びが生まれてこないからです。
もちろん講師と会話することで、新しい英語表現を知ったり、リスニング能力が上がったり、英語で話すことに慣れたり、といった効果はあります。
しかし、フリートーク以外のほうがそのようなスキルに関しても早く伸ばせると思います。
同じ講師ばかりを選ばない
同じ講師のほうが居心地がよくて、話しやすいですよね。
しかし、英会話能力を伸ばしたければ、同じ講師ばかりを選ぶのはお勧めできません。
同じ講師だと、だんだん阿吽の呼吸が通じるようになり、適切な表現を使わなくても通じるようになります。
また、相手の発音や話し方に慣れてきて、聞き取りやすくなります。
同じフィリピン人でも聞き取りやすさは異なります。
そのため、1人の人とずっと話すよりも、時々新しい講師と話すようにしましょう。
自分のミスや間違いを随時指摘してくれるような教育熱心な講師を選ぶのもいいですよ。
リスニング能力の伸ばし方
リスニングは、講師と話すだけでなく、レッスン終了後にも訓練するようにしましょう。
例えば、TOEIC教材のリスニング音声を、解答を見ずに、聞き取って紙に書きます。
これをディクテーションと呼びます。
単に英語を聞き流しているだけでは、リスニング能力は伸びません。
新しい単語の発音記号を辞書で調べたり、ディクテーションをしたりして、
正確な発音とその実際の聞こえ方を押さえていくと、リスニング能力が徐々に伸びていきます。
最初は、進歩が自分でも感じられないため、かなり苦痛だと思います。
私もリスニング能力がほんの少しでも伸びたと感じたのは、毎日1時間以上のディクテーションを行って2・3週間後でした。
続けていれば、伸ばすことはできます。
「継続」を大切にしていきましょう。
スピーキング能力の伸ばし方
スピーキング能力の向上には、英文作成スキル(ライティング能力)も関わってきます。
英文を頭の中で作って、話すのか・書くのか、だけの違いですから。
そのため、スピーキング能力を伸ばすためには、意外と文法を学ぶことが重要です。
文法は中学英語の文法だけでも大丈夫です。
文法に自信がない人は、中学英語の文法を学び直し、完璧にマスターしましょう。
他には、よく出てくる英会話例文を暗記しましょう。
会話独特の言い回しやよく使うフレーズがあります。
これらが使えるようになると、こなれた会話ができるようになります。
復習を怠らない
復習が大切です。学んだことがそのままになっていると、新しい単語や文法が身につきません。
毎回レッスンが終わったら、知らない単語や文法の復習を行いましょう。
それらを行うだけで、自然と英会話スキルは伸びていきます。
日頃の積み重ねが大切です。
まとめ
レアジョブは、フィリピンオンライン英会話では最大手で講師の数も多く、信頼できるサービスです。
英会話初心者の方が、スキルを伸ばすための環境は整っていますので、お勧めです。
もちろん、ある程度英会話のできる人がさらにスキルを伸ばすために利用するにも有効です。