コピペチェックツール&ソフト比較12選!コピーコンテンツ(剽窃)検出

ライティングを依頼すると、「コピー禁止」と伝えてもコピー&ペーストする方がいます。コピペする方は軽い気持ちでやっていると思いますが、依頼者は企業の信頼やブランドを損なうだけでなく、損害賠償などにも発展しかねません。また、コピペチェックツールは企業だけでなく、コピペの学生論文などを発見するために学校でも使用されているようです。

コピペチェックができるツールやソフトは多くのサービスがありますので、それぞれ紹介していきます。

そもそもコピーコンテンツはなぜダメなのか?

インターネットでは、コピーされて作られたものが多数ありますが、なぜコピーコンテンツはダメなのでしょうか。
※他人のコンテンツを盗んで使うことを「剽窃(ひょうせつ)」とも言います。

法律的な観点とSEO的な観点から説明します。

法律的な観点

コピーコンテンツは、著作者の権利を侵害するために違法とされています。

ただ、どんな場合でも許されないわけではなく、次のような場合には著作権を違反したことにはなりません。
・著作者の許可をもらっていた場合
・私的使用のために複製する場合(音楽や映像のダウンロードはダメ)
・引用
など。

つまり、コピーそのものがダメなわけではなく、著作権を侵害するコピーコンテンツが違法となります。
著作物が自由に使用できる場合について詳しく知りたい人は、以下のページを見て下さい。
著作物が自由に使用できる場合(by 公益社団法人著作権情報センター)

SEO的な観点

Googleはコピーコンテンツ(重複コンテンツ)に対して公式サイトで、サイトのインデックス登録とランキングに対して適切な調整を行うと書いています。この場合のコピーコンテンツは、全く同じものだけでなく、非常によく似たコンテンツも含まれます。悪意や違法な行為でコピーコンテンツを掲載している場合だけでなく、自社サイトで複数のURLに同じコンテンツを掲載していた場合も、検索順位の低下やインデックスからの削除につながりますので、注意が必要です。

それでは、コピペチェックができるツールを1つずつ紹介していきます。

1. コピペリン

コピペリン
まず紹介したいのは、記事・文章コピペ検出チェックツール「コピペリン」です。自分でも使用しましたが、他の無料コピペチェックツールで検出できなかったコピペ文章も発見してくれました。パーセントや重複コンテンツが数字や色付きで表示され、分かりやすいです。料金と機能面から考えても一番お勧めです。

【コピペリンの詳細】
料金:年間6,000円税別
提供会社:株式会社サクラボ
検索回数:無制限
使用可能環境:Windows

返金保証も付いています。

2. CopyDetect

CopyDetect
「文章のコピーチェックや盗用チェックに」というキャッチコピーとともに紹介されているCopyDetect。無料版では使用回数が限られており、一度に調べられる文字数も1,000文字までとなっています。

Bizアカウントにすれば、多数の記事をチェックすることができます。
料金表はこちらです。

プラン月額利用料金チェック可能文字数
100ポイント¥3,20010万文字
300ポイント¥9,60030万文字
500ポイント¥14,00050万文字

API機能があるため、自社のシステム内のサービスとして他社に提供したい方も利用できます。

【CopyDetectの詳細】
料金:月額3,200円〜
提供会社:株式会社Core
検索回数:文字数による制限あり
使用可能環境:オンライン

3. こぴらん

こぴらん
無料の簡易コピペチェックツール「こぴらん」です。
一度にチェックできるのは、4,000文字まででチェックしたときに類似数、やその文言で検索した場合の検索結果リンクが表示され、コピペされていた場合にどのサイトからコピペされていたのか探すことができます。

4,000文字以内の文章を80文字未満の文章に自動分解し、チェックしてもらえます。こちらのサイト内でもそのように書かれていますが、簡易版のため絶対にコピペを防止したい方は、コピペリンがお勧めです。実際に自分で使用していたときに、こぴらんで見つからなかったコピペをコピペリンで見つけることができました。

【こぴらんの詳細】
料金:無料
提供会社:不明
検索回数:無制限
使用可能環境:オンライン

4. CopyContentDetector

CopyContentDetector
CopyContentDetectorは、誰でも無料かつ無制限に利用できるツールです。1度に4,000文字までチェックできます。検出方法や見方が他ツールと異なるため、最初は見づらく感じるかもしれませんが、精度は高いというのが使用した感想です。

コピペチェックしたいテキストを登録すると、裏側で調査が始まります。調査結果を見るには、「コピペチェック結果一覧」の下にある「選択をすべて表示」ボタンを押して、「詳細表示」を押して下さい。類似度判定・一致率判定・テキスト判定の結果パーセンテージは、一覧からも見ることができます。

【CopyContentDetectorの詳細】
料金:無料
提供会社:個人?
検索回数:無制限
使用可能環境:オンライン

5. 影武者

影武者
影武者は、「Shinobiライティング」という記事作成サービスを提供している会社が展開してるコピーチェックツールです。無料登録すると、フリープランとして10回まで利用することができます(1000文字毎に1回分でカウントされます)。

コピーチェックして重複している場合は、その文字が赤文字で表示され、どこがコピーコンテンツになっているのか、どのサイトと重複しているのかが分かります。ドメインを指定し、特定のサイト内で重複している部分がないか確認することもできるのが特徴です。

料金表は以下の通りです。

プラン月額料金検索回数
プラン100¥4,320100回/月
プラン500¥16,200500回/月
プラン2000¥54,0002,000回/月

【影武者の詳細】
料金:月額4,320円〜
提供会社:CROCO株式会社
検索回数:プランによって規定回数あり
使用可能環境:オンライン

6. ランサーズ

ランサーズのコピペチェックツール
クラウドソーシングサービス大手の「ランサーズ」がコピペチェックツールを提供しています。法人アカウントを開設した方のみ、無料で利用することができます。

【ランサーズの詳細】
料金:無料
提供会社:ランサーズ株式会社
検索回数:1アカウントあたり1日10回
使用可能環境:オンライン

7. クラウドワークス

クラウドワークスのコピペチェックツール
ランサーズと並ぶクラウドソーシングサービス大手の「クラウドワークス」もコピペチェックツールを提供しています。こちらは個人アカウントでも無料で利用することができます。文字数制限や回数制限はありません。

【クラウドワークスの詳細】
料金:無料(要ユーザー登録)
提供会社:株式会社クラウドワークス
検索回数:無制限
使用可能環境:オンライン

8. Ferret PLUS

Ferret PLUSのコピーコンテンツチェックツール
様々なSEO系ツールを提供しているFerretですが、コピーコンテンツチェックツールも提供しています。無料版(要ユーザー登録)では1日の利用回数が5回までです。有料会員になると、その利用回数が20回までになります(有料会員ではSEO順位チェックツールなど他のサービスも利用できます)。ただ文章全体をチェックするのではなく、記入したURL先からテキストを抽出して、その中から選んだ3つの文節をチェックするので、文章すべてのコピペチェックをしたい方は、他のツールを利用するのがお勧めです。

【Ferret PLUSの詳細】
料金:無料(有料なら月額2,000円)
提供会社:株式会社ベーシック
検索回数:無料なら1日5回まで(有料なら1日20回まで)
使用可能環境:オンライン

9. コピペルナーV4

コピペルナーV4
学生がレポートや論文などを作成するときに他の文書やインターネット上の情報をコピーすることを防止するために作られたそうです。そのため、主に教育機関向けの利用を想定されています。

【コピペルナーV4の詳細】
料金:教育機関は46,980円(教育機関以外は69,120円)※利用ユーザーが増えれば少しずつ安くなる設定です
提供会社:株式会社アンク
検索回数:無制限
使用可能環境:Windows

10. Turnitin(iThenticate)

Turnitin(ターンイットイン)
iThenticate(アイセンティケイト)
こちらもコピペルナーと同じく教育期間向けのツールです。「Turnitin(ターンイットイン)」は、剽窃や盗用を防止するためだけでなく、フィードバックや学生同士の評価なども行える総合的なツールです。「iThenticate(アイセンティケイト)」は剽窃や盗用防止に特化したツールです。このツールの特徴としては、オンライン上にあるコンテンツだけでなく、学術誌や出版物など独自のデータベースを保有し、それらとの照らし合わせもできるところです。

【Turnitin(iThenticate)の詳細】
料金:要問い合わせ
提供会社:アシストマイクロ株式会社
検索回数:要問い合わせ
使用可能環境:オンライン

11. 剽窃チェッカー

剽窃チェッカー
無料で利用できる剽窃チェックツールです。類似URLやパーセントを表示する形ではなく、入力した文章を分けて1クリックで検索結果を見られるようにしてくれます。

【剽窃チェッカーの詳細】
料金:無料
提供会社:不明
検索回数:無制限
使用可能環境:オンライン

12. sujiko.jp

sujiko.jp
SEOで有名な株式会社ディーボが提供する類似ページ判定ができるツールです。2つのURLを記入してその類似度を計測するツールです。そのため、類似ページのURLを事前に把握しておく必要があります。

【sujiko.jpの詳細】
料金:無料
提供会社:株式会社ディーボ
検索回数:無制限
使用可能環境:オンライン

コピーコンテンツを誰かに作られた場合

コピーコンテンツを誰かに作られた場合は、著作権者として運営者にまずは連絡しましょう。返事がない場合は、例えば無料ブログサービスなら、そのサービス運営会社に連絡しましょう。その他の手段としてはデジタルミレニアム著作権法(DMCA:Digital Millennium Copyright Act)に基づき、Googleへ申請することもできます。申請フォームはこちらです。

著作権に関する余談

著作権は、テキストコンテンツだけに限らず、写真や動画などにも及びます。Youtubeやニコニコ動画で最近の歌を、素人の方が歌った動画や楽器で弾いた動画がアップされることがありますが、これらは違法ではありません。なぜならYoutubeやニコニコ動画がJASRACと二次利用権について許諾契約を結んでいるためです。注意点としては、これが適用されるのはJASRAC管理楽曲のみなので、それ以外の曲は、この場合に当てはまりません。

まとめ

インターネットの世界では、コピーが簡単に出来てしまうので特に著作権が問題になるケースは多いです。悪意なく違反している人も多いと思われますが、インターネットでビジネスをしている人は、著作権という法律や権利に対する正確な知識を得て利用していきましょう。こちらの記事「コピペチェックツールおすすめ」も参考にしてください。